クロニクル

UEFAヨーロッパリーグ:RCDエスパニョール - セビージャ(2-2)

セビージャが2度にわたり試合をリードしたが、強敵エスパニョールは多くの時間を10人で戦ったにもかかわらず、試合をPK戦にもちこみ、パロップがネルビオンの伝説となりました。

Jugadores celebran Copa UEFA 2007

フアンデ・ラモス監督が率いるセビージャは称賛を浴び、スコットランド代表のホームスタジアムであるハムデン・パークの地でセビージャはエスパニョールを破りました。2006年5月10日の一戦がクラブを変え、勝利への道を開き、再び祝杯をあげました。ボールを追い、走り続けるエスパニョール選手を負かしましたが、最後はラモン・サンチェス・ピスフアンの伝説となったバレンシア出身のGKの前に試合は決定しました。

UEFAカップの行方はどちらに勝敗がつくか、120分の間わからず、最後はPKに。ドネツィクでヘディングシュートを決め、チームをベスト8へ進めたアンドレス・パロップが再び活躍。今回アンドレスは3本のPKを阻止しました。セビージャはGKの偉大な伝説と共に再びヨーロッパで勝者の喜びを味わいました。

フアンデ・ラモスが率いるセビージャは称賛を浴びました。

試合序盤、セビジスタもエスパニョールサポーターも試合を見守る中、セビージャが試合を支配。開始早々、マレスカがエリア内でボールを奪い、シュートを放ちましたが、バスク地方出身のGKゴルカがセーブ。カタルーニャ地方のエスパニョールには最初のピンチとなりました。セビージャの支配が徐々に弱まり、エスパニョールが攻撃。モイセスがエリア外からシュートを放ちましたが、パロップがセーブ、タムードがゴールを狙う中、ボールを外に出しました。次のプレーではフアンデ監督のチームはアドリアーノがカウンター攻撃で反撃し、セビージャファンに最初のゴールをもたらしました。クリチバ出身のアドリアーノは左サイドからスピードを活かし、見事なシュートで相手ゴールネットを揺らしました。

Javi Navarro saluda Príncipe Felipe

開始18分、状況は逆転。セビージャが2点目を狙う中、プエルタが追加点のチャンスを作ったが、彼のパスは味方のシュートにはなりませんでした。エスパニョールは劣勢でしたが、リエラが現れ、エリア外からシュート、セビージャ選手にあたりながら、パロップの手をかわし、同点ゴール。試合を振り出しに戻し、エスパニョールが勢いを奪いました。試合の行方はわからず、開始から30分、マキシモ・ブサカ審判の笛はどちらに吹かれてもおかしくありませんでした。37分、アントニオ・プエルタが追加点のチャンス。エリア内でカヌーテと連携し、シュートは相手DFにあたりゴルカのより外に出されました。

ハーフタイム、フアンデ監督は中央の3人体制を崩し、ナバスを投入し、攻撃を強化。

セビージャが試合を優勢に進めましたが、相手はあきらめることがありませんでした。マレスカとカヌーテがボールを触るたびに、ゴールの気配がしましたが、得点にはなりませんでした。セビージャはゴールを待ちました。ハーフタイムにフアンデ監督は作戦を変更。試合序盤は右サイドを減らして中央を3人体制にしましたが、後半は中央を減らし、マレスカとナバスで左サイドを攻撃。システムの変更は試合のリズムに影響なし。試合の行方はわかりませんでした。カヌーテは54分、ゴルカによって2度セーブされ、一方、タムードがデ・ラ・ペーニャのアシストを受けパロップからゴールのチャンスを得ました。その2分後、リエラが絶好調アンドレス・パロップを試すように、ゴール隅にシュート、バレンシア出身のパロップはワンハンドでボールをはじき、ボールはクロスバーに当たりました。

セビージャにとって苦しい時間帯、パンディアーニを擁するエスパニョールはボールを左右に展開。ライフルの異名を持つパンディアーニを止めるのに苦労しますが、セビージャCBは崩れませんでした。苦しい時間帯、モイセスがケルジャコフをゴール前、ファールで止め、退場処分。

終盤、セビージャは数的有利を利用し、たびたびゴールを脅かしましたが、エスパニョールは耐えきりました。

相手の退場によりセビージャは有利になりましたが、チャンスを活かせず、時間の経過とともに両チームの緊張感が高まり、ミスも増えていきました。レナトのパスからケルジャコフが決定的なチャンスを得ましたが、ボールは上へ。アドリアーノに代わって入ったレナトは繊細な動きを披露。中央を活性化すると、セビージャのスイッチが入り、相手を崩し始めました。しかし、それも時すでに遅く。最高のチャンスが到来。プエルタのカウンター攻撃はコーナーキックに。裏を狙ったコーナーキック、カヌーテのヘディングはポストに弾かれ、ドラゴがシュートを放ちましたが、ボールは上空へ。セビージャの攻撃は続き、ゴールの気配。

セビージャは再三のコーナーキックを得ました。激しいゲームで、勝利に値するプレーをしましたが、延長に突入。延長も試合終盤同様、セビージャがエスパニョールを攻める展開に。ナバスがカウンターから決定機を得ました。再三コーナーキックを得ましたが、ゴールは決まらず、ナバスのセンタリングもゴールエリア内を横切りましたが、合わせることができませんでした。信じられないような展開。待ちに待った瞬間。来るべきして来た瞬間。セビージャが圧倒的な攻撃を仕掛けました。エスパニョールは一人少ない中、猛攻に耐えました。見事なプレーをするナバス、それを支えるダニエルが右サイトを圧巻。ナバスが得意のプレーを披露し、ボールをエリア内に送り込むと、カヌーテがニアポストからボールをゴールに突き刺し、延長終盤、ついにゴールが生まれました。スタンドは熱狂の渦に。グラスゴーがネルビオンに。セビージャは勝利を目前に。セビージャ、セビージャ、2年連続のUEFAが目の前に。セビージャ選手の動きがひかり、再三、3点目のチャンスを得ましたが、ゴルカがスーパーセーブ。試合が決まったかに見えた瞬間、ジョナタンがロングシュートを放ち、パロップからゴール。エスパニョール選手すら期待していなかった同点ゴール。結果、試合はPK戦へ。

ドネツィクでの一戦を彷彿させるように、再びパロップがPK戦で活躍。

これ以上の興奮はありません。両チームが緊張に包まれる中、パロップがゴールマウスに。アンドレス・パロップが相手PKを3本阻止し、4本目に歓喜。パロップはドネツィクでのヘディングシュートに始まり、再び大活躍。パロップがセビージャ史上、最高のGKになりました。2年連続で3度目のヨーロッパレベルのカップを手にし、2年連続でUEFAカップを勝ち得た数少ないクラブの一つにセビージャがなりました。これが現在のセビージャであり、史上最高に違いありません。まだリーガは続き。次にはマドリードとの対戦が。グラスゴー、アイントホーフェン、モナコが思い出の地に。まだまだ続くセビージャの歴史に感謝、感謝。

試合記録

2. RCDエスパニョール: ゴルカ、サバレタ、ハルケ、トレホン、ダビド・ガルシア、モイセス・ウルタド、デ・ラ・ペーニャ(ジョナタス、87分)、ルフェテ(パンディアーニ、56分)、リエラ、ルイス・ガルシア、タムード(ラクルス、72分)

 

2. セビージャFC: パロップ、ダニエル・アルベス、ハビ・ナバーロ、ドラグティノヴィッチ、プエルタ、マルティ、ポールセン、マレスカ(ヘスス・ナバス、46分)、アドリアーノ(レナト、76分)、カヌーテ、ルイス・ファビアーノ(ケルジャコフ、64分)

 

得点: 0-1、18分、アドリアーノ1-1 19分、アルサ, 1-1 28分、レナト, 2-2 44分、ロタン

 

PK戦0-1 カヌーテ: ゴール0-1 ルイス・ガルシア:パロップがセーブ0-2 ドラグティノヴィッチ:ゴール1-2 パンディアーニ:ゴール1-2 アルベス:ゴール外1-2 ジョナタス:パロップがセーブ1-3 プエルタ:ゴール1-3 トレホン:パロップがセーブ

 

審判: マキシモ・ブサカ(スイス)退場:モイセス・ウルタド(エスパニョール。警告2枚。12分、67分)警告:セビージャFC:ルイス・ファビアーノ(62分)、カヌーテ(81分)、ヘスス・ナバス(85分)、プエルタ(115分)

 

記録:UEFAヨーロッパリーグ 2006/2007決勝。グラスゴーのハムデン・パークスタジアム。2007年5月16日。観衆:55000人フェリッペ王子、UEFAのミシェル・プラティニ会長などが観戦。試合は終始、雨模様