クロニクル

UEFAヨーロッパリーグ: ミドルズブラ - セビージャ (0-4)

約60年間見放されてきた勝利がここに。ミドルズブラは体力を活かし、後半は前線に4人の選手をおいてきたが、セビージャが勝利。

Jugadores celebran la copa de la UEFA 2006

フィリップス・スタジアムに最高の幸せ。セビージャ選手の足が震えることはありませんでした。今シーズンがそうであったように。フアンデ監督の哲学を実践しました。チームを躍進させた姿を変えることはありませんでした。対戦経験のないミドルズブラをセビージャが攻める展開。サッカーを考えついたイギリス人に、この試合ではボールの触り方やプレーを指導。すべてに関して優位に立ち、スコアでも同様。

まずはこの試合で絶好調だったルイス・ファビアーノが右サイドのダニエルからパスを受け、強烈なシュートを決めました。その後、終盤にマレスカが2ゴール、カヌーテが締めくくりました。その時が来ました。58年。58年という長い時間。その間、サポーターがトロフィーに恵まれることはありませんでした。これだけ長い間、タイトルのない期間はありません。勝利のために、すべてはその道となり、決してセビージャに背を向けることはありませんでした。ここにその成果が。

フアンデ監督はカヌーテのプレーに驚き、ルイス・ファビアーノの決定力に驚嘆。

決勝は不確定要素が多くありました。何よりも、だれが前線でハビエル・サビオラとコンビを組むか。それ以外のポジションについては固定されていました。GKはパロップ。SBにはダニエルとダビド。CBはハビ・ナバーロとエスクデ。中央にはアルティとマレスカ。サイドにはヘスス・ナバスとアドリアーノ。最後に前線にはハビエル・サビオラとルイス・ファビアーノ。再びフアンデ監督は勇敢な選択。カヌーテは90分プレーする体調ではなく、ベンチスタートを決めました。

Los jugadores celebran la copa de la UEFA 2006
El expresidente, José María del Nido, celebra el título de UEFA 2006

最高の舞台で、これが試合に臨む布陣になりました。10000人以上のセビジスタが試合を盛り上げました。決勝への意気込みにあふれ。すでに44年の歳月が流れていることを考えれば、当然です。特別な夜にしなければなりません。相手は楽な相手ではなく、結果ではわからない実力を持ちます。ミドルズブラは最高の布陣を組み、前線にはヴィドゥカとリーガでもお馴染みの八セルバインク。最終的にGKはオーストラリア代表のシュワルトァ。その他にもファビオ・ロッケンバック、モリソンとダウニングという高速FW。ダウニングはワールドカップに向けエリクソン代表監督のリストに名を連ねています。

セビージャが序盤からチャンスを作る展開。

試合は五分五分。早速、最初の15分、セビージャは調子の上がらないイギリスチームを攻め込みました。でも、観客はゴールを待ち望んでいました。セビージャは開始2分からダニエルがエリア外からの見事なシュートを放ち、右ポストのわずかに外へ。セビージャが試合を完全にコントロール。セビージャのスタイルで試合が進みました。

しかし、ボロ監督も黙って見ていたわけではありません。5分、エリア近くのFKからアンドレス・パロップを苦しめます。バレンシア出身のパロップはボールを弾き、アドリアーノが大きくクリア。試合はペースが速く、アドリアーノのクリア後、左サイドにボールが移り、センタリング。ルイス・ファビアーノがシュート直前、リゴットがボールを外に出しました。次のプレー、サビオラがいい態勢からボールを送り、ゴールエリアをかすめるも、外へと消えていきました。チャンスの少ない決勝戦2度の好機。

自らのスタイルに忠実なセビージャ、守りに回る相手に対してボールをコントロール。

どのエリアでもセビージャが支配。火曜日にフアンデ監督が言ったように、セビージャが自分のスタイルを維持、その言葉を実践。守りに周り、ダイレクトボールを狙う相手に対し、ボールコントロールのサッカーを実践。ボロ監督はセビージャに隙を与えず、少ないチャンスを活かさなければなりませんでした。ダニエルが25分にチャンスを得ます。遠い右サイドからのセンタリング、ルイス・ファビアーノがPKスポットのあたり待ちかまえ、ゴールを狙い続けました。サッカーには様々な意見がありますが、シュワルトァはルイス・ファビアーノのシュートを止める手段がありませんでした。

フアンデ監督の選手たちが確信を得ました。全力で相手ゴールを目指しました。30分が経過し、アドリアーノがエリア外からのシュートでチャンスをつかみました。得点を決めてもセビージャは変わりませんでした。それ以上です。スタイルを保ち、コンビネーションを駆使して、相手陣地に攻め込みましたが、スコアは後半まで動きませんでした。

後半、ボロ監督は死に物狂いで戦いを挑み、パロップは苦しい時間帯を迎えました。

後半、サビオラがカヌーテと交代した一方、ミドルズブラは前線に3選手を並べ、試合の主導権を取りに来ました。セビージャはスタイルを崩さず。後半開始5分、最高のカウンター攻撃からアドリアーノが好機を得ましたが、ボールはわずかにゴールを外れていきました。

試合は見せ場が増え、ミドルズブラはゴールチャンスを作りました。ヴィドゥカがチャンスを活かしますが、ヒーローのパロップがゴールを許しませんでした。次にナバスがカウンター攻撃からシュートを放ちますが、シュワルトァが見事にセーブ。試合は走り合いの展開となり、セビージャの得意とするところではありません。そのような中、セビージャは試合を支配し、時々チャンスをうかがいました。終始、自分たちのプレーを続けました。

ミドルズブラはプレッシャーを強めましたが、動揺することはありませんでした。

時間は過ぎ、フアンデ監督の選手たちは試合を冷ましていきました。イギリスのチームはセットプレーからのみチャンスを作ることができました。結果、マクラーレンはDFを一人減らし、最後の20分間、FWを増やす決断をしました。必死の攻撃。フアンデ監督も、中盤を強化するため、ルイス・ファビアーノに代え、レナトを投入。レナトではなく、同じ国出身のダニエルが72分にチャンスをつかみますが、シュワルトァの好セーブに阻まれます。終盤の15分、ヴィドゥカがエリア外のシュートでセビージャファンの心臓を止めるところでした。

ボロ監督はプレッシャーを強めましたが、動揺することはありませんでした。相手を研究し、作戦を考え、見事にスピードを活かしたプレー。ついに追加点の時がきました。80分も過ぎ。フアンデ監督の選手たちが素早く攻撃に移り、ナバスが右サイドから攻撃、カヌーテがシュートしますが、シュワルトァが阻止、最後はマレスカがボールをゴールに押し込みました。試合はまだ続きます。再びマレスカのゴール。今度はエリアの外からシュート。イギリスチームのGKは何もできませんでした。そしてカヌーテ。エリア内からゴールを決め、祭りを盛り上げました。

勝利は現実のものに。58年の歳月を経て、セビージャがチャンピオンになりました。

栄光、喜びの爆発、夢の試合が終了。サッカーのレッスンが終了しました。最高のフアンデ監督最高のチーム、8試合連続勝利を記録。セビージャの勝利は現実のものに。58年の歳月を経て、セビージャがチャンピオンになりました。UEFAカップの王者!なんと偉大な、これが偉大なセビージャ

試合記録

0. ミドルズブラ: シュワルトァ、パルナビ、リゴット、サウスゲイト、キュードリュー(70分)、モリソン(46分)、ロッケンバック、ボアテング、ダウニング、八セルバインク、ヴィドゥカ(86分)

 

4. セビージャFC: パロップ、ダニエル・アルバレス、ハビ・ナバーロ、ダビド、ナバス、マルティ、マレスカ、アドリアーノ(86分)、サビオラ(46分)、ルイス・ファビアーノ(72分)

 

得点: 1-1 25分 ルイス・ファビアーノ, 1-2 78分、マレスカ, 1-3 84分、マレスカ, 0-4 89分、カヌーテ

 

審判: ハーバート・ファンデル(ドイツ)警告:(セビージャ)アルベス(53分)、エスクデ(81分)、マレスカ(86分)、(ミドルズブラ)ロッケンバック(83分)

 

記録:UEFAヨーロッパリーグ2005/2006決勝、フィリップス・スタジアム(アイントホーフェン)、2006年5月10日、観衆:40000人